ちょうほう

ちょうほう
I
ちょうほう【弔砲】
軍隊で葬儀の時, 弔意を表すために発射する空砲。
II
ちょうほう【調法】
〔「ちょうぼう」とも〕
調伏(チヨウブク)のための呪法。 調伏法。

「御命も今夜に窮まつて候程に, それがしが~には叶ひ難く候/謡曲・鉄輪」

III
ちょうほう【調法】
※一※ (名・形動)スル
〔本来「重宝」と書くべき語であるが, 「ちょうほう」と「てうはふ」の音韻上の区別がなくなって混同されたもの〕
「ちょうほう(重宝)」に同じ。

「~な道具」「大変~している」「髱挿(タボサシ)だの張籠だのと~なことになりました/滑稽本・浮世風呂2」

※二※ (名)
(1)しらべ考えること。 料簡。
(2)ととのえること。 準備すること。

「~ノ良イ人/日葡」

(3)食事の用意をすること。 調理。 料理。

「肴ヲ~スル/日葡」

IV
ちょうほう【諜報】
敵の様子をひそかに探り, 味方に知らせること。 また, その知らせ。

「~機関」「~活動」

V
ちょうほう【重宝】
※一※ (名)
(1)便利で, よく使うこと。 調法。

「この大きさの封筒は~している」

(2)大切な宝物。 じゅうほう。

「これ程の~をさうなうはゑらすべき/平家 4」

(3)大切にすること。 珍重すること。

「あはた口を何とて~するぞ/狂言・粟田口」

※二※ (名・形動)
使って便利なこと。 なにかと役に立つこと。 また, そのさま。 調法。

「~な道具」「あれば~だが, なくても済む」

﹛派生﹜~さ(名)
VI
ちょうほう【長保】
年号(999.1.13-1004.7.20)。 長徳の後, 寛弘の前。 一条天皇の代。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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